咲花きまぐれ感想置場

書き手さん応援!「咲花サービス」の中の人が簡単に綴る、小説や映画、漫画などの感想置場です。ネタバレ回避多めなのでものすごくふわっとしています。

GODZILLA怪獣黙示録

GODZILLA怪獣黙示録」

著:大樹連司 監修:虚淵玄

GODZILLA 怪獣黙示録 (角川文庫)

 

 

地球に次々と姿を現した怪獣たち。そしてその中に置いてもっとも人々に絶望を与えたゴジラと間接的に、あるいは直面して対峙した人々の口伝であり、

映画「GODZILLA怪獣惑星」の前日譚である

 

 

簡単な感想といたしまして

ゴジラの脅威を文章としてありありと見せつけられ、

映画の今後がひどく気になる作品でありました。

と、記しておきます。

 

そして、書き始めで早々

私的なことで申し訳ないとは思うのですが、とりあえず言います。

 

 

モスラ!!! 出てないっすね!!!

(推しが来ない!!!!)

 

大きな幼虫から繭を経て色鮮やかな蛾になるモスラ出てないんですね!?!!

いやまあ一応、ガバラの項で(決戦機動増殖都市に出てくる)ミアナやマイナ(個人的にはモスラ側の巫女である「小美人」の類だと思っている)に通じる「褐色の妖精」の描写やモスラ幼虫の糸と思しき物の描写はあるので、モスラは居たのだろうけれど。

ただ、それを知る人が、生きていなかっただけ……。そう。だからきっと、モスラは居た。(猫箱理論でもある)

それにほら、地球上に現れたすべての怪獣を網羅しているとは思えませんものね(ゴジラの記録でさえ消し去ろうとしていたようでもありますし)。

 

 

はじめに地球上に姿を現したカマキラスの項では、

(たしか93年の作品である)ジュラシックパークの場面でもある「人間の子どもたちが厨房内でラプトルから逃げ回る場面」を思い出してしまった。

 

おそらく、突如現れたカマキラスを前に碌な武器もなく、身一つだけのどうしようもない三人の男たちと、ラプトルに追われる無力な子供たちの姿が重なったのだろう。

 

今思い出しても、何時ラプトルに見つかってしまうか、何時カマキラスに襲われてしまうかとハラハラする。

 

 

そんなカマキラスを筆頭に次々現れては、地球上から人類を葬り去ってゆく怪獣たち。

 

かれらに故郷を追われた人々や、家族を奪われた人。そして、追われ、奪われながらも救助隊やエクシフに救われた人々。そんな数多の人間の口を通して知るゴジラの脅威。

地上ではわずかな時間で大都市を破壊し、海ではあらゆる捜査をかいくぐれるチート能力を保持。その上、上陸中に核攻撃などを受けても、屁でもない。

今まで、というより怪獣映画や特撮映画に出てくるゴジラなんてかわいいモノ。いやむしろ、ここまで良く大きくなったものだなぁ、と関心すら覚えました。

 

 

しかもこのゴジラ、映画では二万年後であり尚且つサイズも大きくなり、パワーも(おそらくナノメタルを取り込んで)さらに強靭になっているに違いないじゃないですか……

これモスラでも、キングギドラでも太刀打ちできんと違います? むしろよくGODZILLA映画の主人公であるハルオは立ち向かおうと思える……。

地球の王となっているあのゴジラを、ちっぽけな人間程度が倒せるのか……?

 

 

 

再度記すことになりますが、このGODZILLA怪獣黙示録は

ゴジラの脅威を文章としてありありと見せつけられ、

映画の今後がひどく気になる作品でありました。

 

いやぁ、映画の三部目、めっちゃ楽しみにしてます!!!!